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2013年11月24日 (日)

「500も600もあったのに、いまはカラッポ」

Img_2067_2 先日、見かけたオオウバユリの実。
乾いた実はぱっくりと割れて、中身はからっぽになっていました。

先月、見かけた時にはびっしりと種が入っていました。1つの実に入る種の数は、なんと、500個とも600個とも云われ、皮膜のようにうすっぺらな小さな種が一糸乱れることなく整然と積み重なっていて、見る度にその繊細な美しさに圧倒されてしまいます。

Img_9410 3つに割れた実の殻と殻の間に張る横の繊維は、種が一気にこぼれ落ちないためで、この繊維の間から風を取りこんで、順番に真上に種が舞い上がっていくそうです。そして、この三角の形の種は重心が真ん中にあって、紙吹雪のようにひらひら舞って、広く飛び散るのだそうです。

こんなに計算されつくされているなんて、驚きです。
また、気が遠くなってしまうのは、この種が花を咲かせるには、10年ほどの歳月がかかるそうです。

つまり、今、私の目の前にあるオオウバユリは10年以上も前からこの場所で頑張って花を咲かせ実を結んだんですね。

オオウバユリのこの緻密なもくろみどおり、種は強く吹く風に高く舞い上がり、ひらひらと風に乗って新天地へと飛んでいったことでしょう。

この小さな小さな種に秘められた壮大なロマンを感じてしまいます。

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