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2013年9月27日 (金)

「どっちのためにも。」

車を走らせていると少し先の道路に人だかりができていました。

これはヒグマが出てるに違いないと、人だかりに向かうと、案の定、川の向こう岸にじゃれあう2頭のヒグマの姿がありました。
Photo たぶん、兄弟グマで、久しぶりに再会して懐かしがって遊んでいるのではないか、と、ヒグマ出没の通報を受け、駆けつけた自然センターのスタッフさんが教えてくれました。

スタッフさんは、
「山へと移動してくれると良いのだけれど…」
と、願うようにつぶやきながら、「ヒグマ」と「ヒグマに夢中になるヒト」の距離を見守っていました。

ヒグマは、川を挟んだ多くのヒトに気づきながらも逃げようとはせずに、じゃれあいながら何度か川へ入ろうと下りてきます。が、その度に、センターのスタッフさんがあげる声を嫌がって、元の岸へと戻っていきます。

彼らにしてみれば、
「ウザいなっ!」
「川へ入っちゃダメなのかよっ!」「何でだよっ」
って、言いたそうに、岸へ引き返しては、また、じゃれあっていました。
Photo_2 私達、ヒトが、彼らを見つけても、車から降りたりしないで、この場を静かに離れ、この場所を譲ってあげられたら、彼らは川で水を飲んだりサケを食べたりできるんだろうなぁ~…、って、思いながらも、そうはできず、見入ってしまいました。

この場所は、車も通れば人も歩く道路ですし、ヒグマを撮影したくて集まる方々、ヒグマを見たくて集まる方々も多くいます。

そのヒトたちに、ヒグマに場所を譲る提案をしても、きっと難しいでしょう。
そうしたヒトの行動を変えることは、ヒグマをコントロールするより難しいのだとが。

ヒグマを見つけると、車から降りて近づいたり、騒いだり、刺激したり、エサを与えたり…、そんなヒトの不用意な行動が、彼らも望んでいない事故を招きかねないことを、ちゃんと心して行動しなければと思っております。

ヒトのためにも、彼らのためにも。
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山の色が変わってきました。
朝晩の冷え込みのおかげか。

朝、7度!
お昼、16度

日差しはあたたかですが、
空気はビシっとしてきました。

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